脳出血
高血圧性脳出血
脳を貫く穿通枝が長年の高血圧で変性破綻して脳実質内に血液が流入し、脳を破壊してしまう状態です。出血の場所、できてしまった血の塊の大きさによって症状の重篤度が決まります。生命の中枢であるの脳幹部のものや血腫が大きいものが重篤です。 最初の症状は、頭痛、めまい、嘔吐、意識障害、ろれつが回らない、手足のしびれ、半身麻痺など多岐にわたります。突然症状が出てきて、さらに短時間で症状が進行し、頭痛をともなうものは脳出血を疑います。
好発部位
1.皮質下出血 2.被殻、尾状核出血 3.視床出血 4.脳幹出血 5.小脳出血 6.脳室内出血 |
CT検査やMRI検査を行って、出血の場所や大きさなどを診断します。血腫が小さい麻痺などの機能障害に対するリハビリテーションをはじめます。血腫が大きい場合は、救命のために手術で血腫を取り除くことが必要になります。 お薬の発達により高血圧の治療が積極的に行われるようになってから脳出血の発生率は劇的に減少しました。この歴史的な事実からもわかるように、予防は生活習慣病のコントロールです。
いせだ脳神経外科・神経内科脳神経外科・神経内科
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