日本脳神経外科・脊髄外科認定医

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勝手に手足が動く、震え

自分の意思に関係なく手足など体の一部が動いてしまうことを不随意運動とよびます。 大脳の深いところにある基底核とよばれる部分の異常が原因であることが多いようです。不随意運動はその動き方によっていくつかに分類されていますので、代表的なものを列記します。 勝手に手足が動く、震え
  • 振戦
    リズムのある細かい震えで、まず生理的と病的振戦があります。生理的振戦は精神的緊張が強いときなどに見られる震えで異常ではありません。病的なものには安静時に起きる安静時振戦と筋肉を使ったときにおきる動作時振戦があります。安静時か動作時か、振戦の振幅、振動数、合併している症状をみて原因の病気を考えます。代表的な原因として生理的(7~12Hz)、本態性振戦(4~12Hz)、パーキンソン病(4~5Hz)、原発性起立性振戦(13~18Hz、立ち上がったときに下肢にみられる)、口蓋振戦(口の中の振戦で脳幹部の異常でおきる)などがあります。振戦それ自体は治療の必要の無いものから、日常生活に支障をきたし治療の必要なものまであります。
  
  • 舞踏運動
    短い、早い不随意の痙攣様運動で、四肢末端部、近位部、顔面などいろいろな筋肉におこり、意図的な行動かと錯覚してしまうほどです。発症早期は筋肉は低緊張ですが徐々に強直に変わってしまいます。
 
  • アテトーゼ
    ゆっくりした、虫の這うような動きと、手足が過伸展がみられる。いろんな筋肉の不規則な過伸展がみられます。
 
  • ジストニー
    持続的または不随意的に筋肉が収縮したり固くなったりすることをジストニー運動といいます。代表的病気は眼瞼痙攣、痙性斜頸、書痙、痙攣性発声障害です。
      ジストニーの臨床症状の特徴は
      ・常同性:異常な動作や姿勢のパターンは一定で、反復・持続。 ・動作特異性:ある特定の動作のみに伴って症状が現れることが多い ・知覚トリック:感覚刺激により、一時的に症状が軽減することが多い。 ・早朝効果:起床後しばらくは症状が軽いことが多い。 ・オーバーフロー現象:動作時の環境で症状が増強されることがある。 ・フリップフロップ現象:何らかのきっかけで急に増悪、もしくは軽快。

いせだ脳神経外科・神経内科脳神経外科・神経内科

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