日本脳神経外科・脊髄外科認定医

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顔面痙攣、痛み

顔面痙攣、痛み

片側顔面けいれん
通常、片側の顔面の表情筋が自分の意思に関係なく細かくけいれんし続けてしまう病気です。おおくは、左右どちらかの上まぶたか下まぶたのけいれんに始まり、進行すると、同じ側の目の周りの筋肉や口の周りの筋肉もけいれんするようになります。重症になると、けいれんが持続するようになってしまいます。眠っている最中でも治まりません。原因としては、顔面神経が脳幹から出る部分で、血管によって圧迫されるために起こることが多いと考えられています。治療にはボツリヌス療法、薬物内服、手術があります。ボツリヌス療法はけいれんしている顔の筋肉に緊張をやわらげるくすり(ボツリヌストキシン)を注射する方法です。外来で短時間で治療できますが、効果の持続期間が数ヶ月のため、何度も繰り返し治療を受ける必要があります。薬物内服は向精神薬や抗てんかん薬などをしようします、効果はあまり期待できません。手術では原因である血管が神経を押している部分を取り除きます。7-8割の人は一回の手術でけいれんが取れますが、残りの人は数年後神経への圧迫が起こり再発することがあります。全身麻酔が必要で、感染、顔面麻痺などの合併症のリスクはあります。当院ではボツリヌス療法を行っておりますので、希望の方はご相談ください。

三叉神経痛
顔に痛みのでる病気です。痛みは強く、一瞬の走るような痛みで、数秒のものがほとんどで、洗顔、歯磨き、食事、ひげそりなどで誘発され、顔面の一部に触ると痛みを誘発する場所があります。原因としては顔面の感覚を支配する三叉神経が脳幹から入る部分で、血管によって圧迫されるために起こることが多いと考えられています。治療には薬物内服、ブロック、手術があります。薬物内服は抗てんかん薬をしようします。ある程度の効果は期待できますが、内服を継続しなければなりません。ブロックでは神経に直接局所麻酔薬や神経破壊薬を注射して痛みをとります。効果は1?2年で、顔にしびれがのこることになります。手術では原因である血管が神経を押している部分を取り除きます。7-8割の人は一回の手術で痛みが取れますが、残りの人は数年後神経への圧迫が起こり再発することがあります。全身麻酔が必要で、感染、顔面の感覚鈍麻、脳幹梗塞などの合併症のリスクはあります。 注意すべき紛らわしい病気に脳腫瘍やヘルペス感染症などがあります。

いせだ脳神経外科・神経内科脳神経外科・神経内科

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